眼鏡の女医

うつ病が酷くなったら専門機関で入院を|安静治療ガイド

社会問題にも発展している

カウンセリング

主な症状と危険な症状

うつ病は、近年患者数が急激に増加している精神障害です。症状が悪化すると日常生活が困難になるばかりでなく、自殺する可能性もあるため、深刻な社会問題となっています。また、世界的に見ても非常に患者数の多い病気と言われており、WHOの調査では世界に3億5千万人以上のうつ病患者がいると推測されています。うつ病の主な症状は、気分の低下や意欲の低下、思考の低下などの精神的症状と、睡眠障害、食欲の異常、慢性疲労などの身体的症状があります。この中で特に多く現れるのが気分の低下、睡眠障害、食欲の異常ですが、中でも特に注意すべきなのが食欲の異常です。これは食欲減退や食欲増進を指します。うつ病を発症すると身体がどんどん痩せていくイメージが強いかもしれませんが、うつ病を発症したことで肥満になる人も非常に多くいます。うつ病によって引き起こされた食欲の異常は、悪化すると入院となる場合があります。食欲減退では、味覚異常のような症状が現れるため、食事が美味しくなくなり、食べる量が極端に減ってしまいます。まったく何も食べなくなることもあるため身体が衰弱し、入院を余儀なくされます。食欲増進では暴飲暴食などによって糖尿病などの他の病気を発症する可能性があるため、入院となることがあります。

重症になる前にできること

食欲の異常の他にも、死にたいという気持ちが強く現れている場合や、薬による治療が困難な場合などには、入院となる可能性があります。食欲の異常や死にたい気持ちが現れるというような症状は、病気がかなり進行した状態で見られるものですので、改善するのに時間がかかります。また、再発する可能性も非常に高くなり、再び治療を受けたり入院したりする可能性もあります。このような状況にならないためには、うつ病を発症しないように予防することが大切です。また、自分の心と身体の状態をチェックし、異変を感じたらすぐに病院を受診するようにしておくことも大切です。うつ病の予防法として最も効果的なのは、規則正しい生活、バランスの良い食事、適度な運動の3つです。これらの方法によって神経伝達物質であるセロトニンの量を増やすことができます。うつ病は脳内のセロトニン不足によって起こるため、セロトニンを不足させないようにすることでうつ病の予防になるのです。バランスの良い食事によってセロトニンの生成に必要な栄養素を摂取し、規則正しい生活や適度な運動によってセロトニンの分泌量を増加させることができます。